すさまじい暑さに心なしか

願成寺の永代供養において位牌を安置する寿光殿。その霊前を護持するように佇む石仏。とっても涼しげなお顔をされているのに、心なしかこめかみや襟足に汗が滲み出ていらっしゃるようにさえ錯覚してしまう、すさまじい暑さです。

ご先祖様との数少ない語らいのできるお盆の時期を迎えようとしておりますが、お墓参りにおいては、けっして無理のないように足をお運びください。願成寺では毎夏、盂蘭盆会の供養も奉修しております。

連日取り沙汰されている熱中症関連のニュース。私は大丈夫と過信したりせず、義務感に駆られて無理をしたりせず、ご自身の体調を一番に考えてご判断ください。ご先祖様も皆様がお身体を悪くされることは、絶対に望まれていないはずですから。

石仏の奥には、葉の間から夏の日差しをスポットライトのように浴びて花を咲かる蓮。日差しが花びらの透明感を際立たせるその姿は一瞬だけでも涼を感じさせてくれます。一瞬だけですが〜笑
そんな、初夏から涼を運ぶ順番がそれぞれにあるかのように咲いてくれていた境内の蓮の花も、今では花托だけになってしまいました。

これまでの夏の暑さとは明らかに違います。どうぞ皆様、ご自愛いただきこの夏をお過ごしくださいませ。