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境内の馬酔木

願成寺の境内のアセビ(馬酔木)

毎年、可愛らしい花を見せてくれる「馬酔木(あせび)」

少し前になりますが、今年も境内の「あせび」が可愛らし花を見せてくれました。馬が酔っぱらう木と書いて、「あせび」と読みますが、こんな漢字が当てられているのも、あせびにはアセボトフシンという毒があり、その昔、あせびを食べてしまった馬が酔っぱらったように脚がふらふらになってしまったことが由来だとか。足が痺れる=「あしび」、とも呼ばれたりもしますね。他にも、鹿は毒があることを知っていて食べないので、「しかくわず」なんて呼ばれたりもしているそうです。古くは、万葉集にもたびたび登場する花で、その連なったしおらしい雰囲気は日本庭園にもよく似合いますね。

だんだんと暑くなってきて、マスクをしながら過ごすのも大変な季節になってきました。でも気を緩めることなく、しっかりと予防をしてお過ごしください。緊急事態宣言を気にしない活動を目にした医療従事者の方が、『これだけ必死に対応しているのに・・・なんで?・・・気持ちが壊れそう・・・』多変な毎日の思いを吐露されているニュースを目にします。そんな方々がいてくださることを忘れてはいけないはずです。

この、あせびの花のように人々が集まって、心の底からの楽しい時間、心地よい時間を早く取り戻せるように、ご住職はもちろん、願成寺事務員一同、切に願っております。